よく受験生から、 「早稲田の建築学科の空間表現の対策方法を教えてください」 という質問を受けます。 そこで今日は、私が早稲田で勉強してから気づいた空間表現の対策方法を紹介。ただ、私は2009年に受験しているので、今は変化しているかもしれません。

早稲田建築学科の空間表現対策はどうすればいいの?

 
よく受験生から、「早稲田の建築学科の空間表現の対策方法を教えてください」という質問を受けます。

そこで今日は、私が早稲田で勉強してから気づいた空間表現の対策方法を紹介。ただ、私は2009年に受験しているので、今は変化しているかもしれません。

空間表現は対策すべき?捨てるべき?

まず、「空間表現はそもそも対策が必要か?」について。

「早稲田の空間表現では、99%の人は0点」と言われています。

空間表現を採点する先生はとても忙しい先生達です。それこそ自分の授業に出れないこともあるくらい忙しい。

そんな先生達が一つ一つの回答を、「これは10点、これは5点」と細かく採点しているとはとても思えません。

なので、空間表現は、「見た瞬間光るものがある人を、数人選ぶテスト」だと思ってください。

構図が大胆だったり、画風がとても個性的だったり、そういうことが求められるテストなのです。


個人的な意見ですが、「もし受験まで一年を切り、デザインも全く初心者だったら、時間をかけないのが得策」です。

なぜなら、芸術センスは日々の積み重ねが必要で、忙しい受験の合間をぬって勉強したぐらいで、上達するものではないからです。


空間表現の勉強方法

空間表現を採点する教授が何を重視するかを知るのが一番の対策です。

まず、「早稲田建築学報」は読みましょう。早稲田の建築学科が毎年出している、在校生の優秀作品をまとめた本です。先生のコメントも載っていますので、先生が頭の中を知ることができます。


もう一つは、早稲田建築学科の授業を見学すること。大学の授業は自由に参加できますので、高校をちょっと休んで、行ってみましょう。私服で!

おすすめは「設計演習」という授業。毎週ひとつ課題が出され、学生は短期間で模型またはデッサンで応えないといけません。これは空間表現のテストとかなり近いシチュエーションです。

「早稲田 設計演習 ブログ」と検索すると、設計演習での生徒作品や、先生のコメントを公開したブログが見つかるので、それも必見。
 
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