建築の設計事務所での就職を希望する方で、市販の履歴書を使っていませんか?
それは非常にもったいない。
履歴書は単なる書類ではなく、あなたの第一印象を形づくるデザイン作品です。
自分のデザインセンスを活かしたオリジナル履歴書を作ることで、担当者の目に留まる可能性は格段にアップします。
もちろん内容が最重要ですが、レイアウトや配色、フォント選びにも、デザイナーとしてのこだわりを惜しみなく発揮しましょう。
履歴書はポートフォリオにも入れる
ポートフォリオを提出するなら、履歴書もポートフォリオの最初か最後のページに添付しましょう。
せっかくポートフォリオを手に取ってもらえたら、履歴も把握してもらうことが重要です。
履歴書には、以下の内容を含めます。
- 連絡先(Eメール、電話番号、LinkedInプロフィールやポートフォリオサイトのURL)
- 学歴(卒業年、専攻、学校名)
- 仕事経験(所属企業名、役職、担当プロジェクトの概要)
- コンペ・展示会などの受賞歴や出展歴
- 使用可能なソフトウェア(Adobe、CAD、BIMなど)
特に連絡先は確実に記載し、メールアドレスや電話番号が間違っていないか二重チェックを。
無料の履歴書テンプレートを自分でアレンジ
履歴書を一からデザインするのはハードルが高いですが、無料でダウンロードできるテンプレートをベースに、自分流にアレンジする方法がおすすめです。
ここでは特に使いやすいテンプレートサイトをピックアップしました。
- Miragestudio7(ミニマリストデザインのテンプレート多数)
- 建築設計者の御用達サイトである、ArchDaily: Top Architecture Resume Designsでは、世界中の優秀作品を閲覧可能。トレンドを押さえつつ、自分の色を出しましょう。
以下では、特に印象的な3テンプレートを3つ紹介します。
事例1: ミニマルデザインの履歴書

色や装飾を極力排除し、フォントは2種類のみ使用。文字の大きさや余白のバランスで情報を浮かび上がらせるテクニックが秀逸です。余白を恐れず、必要な情報を読みやすく配置しましょう。
事例2: 単色アクセントを効かせた履歴書

ヘッダーやラインに1色だけアクセントカラーを加えることで、統一感と視線誘導を両立。応募先のブランドカラーや、自分のパーソナルカラーを取り入れても面白い。
事例3: イラストを効果的に使った履歴書

ヘッダーやプロフィール欄に小さなアイコンや手描き風イラストを配置。個性を印象付けながらも、デザインが情報を邪魔しないように加減するのがポイントです。
これらを押さえて、自信をもって履歴書をデザインしましょう。