建築学科なら必ず聞く:設計コンセプト。 一体何者で、どのように勉強したらいいのか? 今日はそこんとこについて。

建築の設計コンセプトとは?勉強方法も公開

 
建築学科なら必ず聞く:設計コンセプト。

一体何者で、どのように勉強したらいいのか?

今日はそこんとこについて。


建築の設計コンセプトとは

コンセプトとは、自分の設計した建築と「ビル」がどう違うのかを一言で説明することです。

建築材料、空間など、必ず「建築の形態に影響するもの」でなければいけません。

ただのビルを作ると先生に見捨てられ、コンセプトのある建築は、先生にほめられる、、、

これが建築学科というものです。

実例で見てみよう

BIGが設計した文化センターを例にとると、上が普通のビル、下がコンセプトがある建築です。


普通のビル↓

コンセプトがあるビル↓



建築の形態だけ見ると、「 コンセプトとか、かっこいいこと言っといて、違いこれだけ?」と拍子抜けするかもしれません。

しかし、この形態にたどりつくまでの敷地分析、問題発見がけっこう難しいです。



コンセプトは時間かけて考えるものではない

コンセプトを勉強するには、丸暗記が一番です。

設計コンセプトは、実はそんなに種類はありません。15種類も覚えれば、新しいものは目にすることが少ないでしょう。

おすすめの方法は、私の建築手法や、BIGの作品を読みながら、敷地、コンセプト、建築の形態を簡単な言葉で書き留めること。


例えば、台中メトロポリタン・オペラハウスの設計に関する記事を読んだとしたら、このようにまとめます:

敷地:都市部にある大きな公園の中

設計コンセプト:公園が建築の内側にまで連続する建築

建築の形態:



この作業を続ければ、課題が出された瞬間にコンセプトが何パターンか思いつくようになります。

間違っても「コンセプトを決めるのに一ヶ月かけた。」なんてことにならないようにしてくださいね。

どう形に落としこむかのが山場なので


同じコンセプトでもできる建築は様々

ところで、同じコンセプトでも、かなり違う建築になるのです。

例えば、先ほどと同じ「外部を内部に持ち込む建築 」というコンセプトでも、BIGの「8 House」はスロープを使っています:




設計コンセプトはなくてもいい

設計コンセプトがどうしても分からない人に朗報ですが、

この記事で紹介した建築のように、実はコンセプトはなくてかまいません。(理想が高い建築家から軽蔑されますが)


敷地条件に応えるだけでもいい建築はできます

でも、実はこれは学校の方針によります。

私の場合、大学時代はコンセプトがないと、どんなに造形力があっても評価されない感じでしたが、大学院は造形力とプレゼン力があれば、コンセプトは弱くてもかまわない感じでした。


いかがでしたか?設計コンセプトの基礎を理解して頂けたら幸いです。


 
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