建築学科高学年になると、一学期に一つ設計課題が出されますよね。そうすると、約三ヶ月で一つの建築を設計することになりますが、
それは多くの場合、時間配分のミスです。
そこで今日は、三ヶ月で設計課題をこなす時の手順と時間配分について。実際は計画通りにはなかなかいきませんが、目安にはなると思います。
多くの方がコンセプトに1ヶ月とか、時間をかけすぎてしまっています。しかし、十分に空間作りに時間をかけるためには、2週間くらいで決めないといけません。
この段階ではこちらの記事が参考になります:
1ヶ月目後半〜2ヶ月目の終わり:空間のエスキスを繰り返す
設計期間三ヶ月は長そうに見えますが、実際にバリバリ設計できるのは、一ヶ月半程しかありません。
なので、コンセプトに従って、なるべく早く第一案を出してください。
この案は「叩き台」と言って、先生と討論するための案です。なので、納得行く案でなくても、人前に出すのが重要です。
その後、学校で数回エスキスがあると思いますが、絶対に毎回行きましょう。案が良くなるのはもちろん、エスキス自体がコミュニケーションの訓練になるからです。
こちらの記事を参考にして下さい:
最後の2週間〜1ヶ月:案の微調整とプレゼン
最後の二週間はひたすらプレゼンです。案の修正は最低限にして、ひたすら図面を書いたり、模型を作ったりします。「こんなに時間をかけるの?」と思うかもしれませんが、「かっこよく見せる」のも、建築設計と同じくらい重要な仕事です。
この段階では、こちらの記事を参考にして下さい。