まちづくりや学校建築など、面積が大きい建築の場合、アクソメまたはアイソメでのプレゼンがおすすめです。
人のアクティビティを入れられるので、設計者もクライアント(先生)も楽しい。
一枚に最低二日はかかりますが、CADやレンダリングばかりのプレゼンで、一目置かれてる存在になれます。
今日は、「アクソメ(アイソメ)の描き方と事例」を紹介します。
1. 使用ソフト
使用ソフトは、スケッチアップなどデジタル模型ソフト+フォトショップまたはイラレがあれば大丈夫。
デジタル模型が作れればいいので、スケッチアップの代わりにベクターワークスやRevitでもいいでしょう。
「平面でコツコツ描く」なんてことは絵が元々得意でない限りやめておきましょうね。
そんな職人技は建築家には必要ありません。
2. 作り方
3. 参考事例
アイソメの事例です。カラースキームを参考にしてくださいね。
例1. http://microcities.net/より
建物を黒、樹木と人白、その他をグレーと、通常とは逆の濃淡で塗っています。今日紹介する例で
最も短時間でできるスタイルです。特に白抜きの樹木と人にセンスを感じますね。屋根を白黒のハッチングにするのも忘れずに。こういう細かい細工がプレゼンで差がつくのです。
例2.
一部だけ赤く着色し、人は真っ赤、周りの建物は線画で描いた例。赤がいいアクセントになっていますね。床の赤チェックのハッチングは、一気に図面に密になるのでおすすめです。
樹木が赤線と黒線の二種類で描かれているのがセンスを感じますね。模型は窓まで作りこまれているし、これだけの添景があるので、結構時間がかかったはずです。
例3.
ちょっと漫画風のアクソメ。細部まで作り込まれた模型と、人には影まで入っています。樹木注目して下さい。写真を切り抜いて、白黒にした樹木と、半透明の樹木の二種類を使っています。この樹木の入れ方は参考になりますね。フォトショップでの作業は比較的少ないと思いますが、
ここまで模型を作り込むのは5日はかかるでしょう。