アルミフォームを使ったおしゃれな現代建築

 
アルミフォーム。

レム・クルハース設計のプラダ財団で初めて知った方が多いのでは?


確かに見た目が独特ですが、実はそれ以外にも、アルミホームには様々なメリットがあるのです。

今日は、アルミホームの特性や、アルミフォームを使ったおしゃれな現代建築を紹介します。


アルミフォームの性能

まず、アルミフォームは軽くて硬い素材です。

アルミフォームの密度は純アルミの約1/5~1/10、鉄の1/20、木やプラスチックの1/4ほど。

軽いため、建築の外壁に適しており、施工も簡単です。

ちなみに、最初は自動車製造の分野で使われていました。車両の軽量化によって、燃費の向上を図ることができる素材です。

また、100%リサイクル可能なので、環境に優しい建材です。


アルミフォームは製造方法によって、片面開口、両面開口、または閉鎖された穴を作り出すことができます。



また、色を吹き付けて、着色することもできます。
光を透過するようにあすれば、煌びやかな輝きを作り出すこともできます。

確かにアルミフォームの初期費用高めですが、持続期間が長く、維持費用が低いため、比較的コスパが良い建築材料です。


アルミフォームを使った建築の事例

1. Fondazione Prada/OMA設計



おそらく一番有名なアルミフォームを使った建築。
古い工場を改装したプラダの美術館で、展示スペース、タワー、映画館の3つを増築しました。

無機質のアルミフォームとと古いコンクリート壁が、溶け込みあいながら、新旧の区別をしっかりとしています。

2. CaixaForum Sevilla / Vázquez Consuegra設計



スペインの文化センター。建物全面をアルミフォームで覆っています。

ちなみに、この建築があるスペイン・セビルは、あの有名な世界最大の木造建築:メトロポールパラソルがある都市なので、スペイン旅行の際は、ぜひ一度立ち寄ってみてください。

3. パン屋のインテリア/DAS lab設計

インテリアにも、アルミフォームはよく使われます。上は、上海のパン屋さん。
無機質で清潔感がある店内に仕上がっています。
 
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