ETFEフィルムとは、樹脂の一種で、透明で超軽量な建築材料です。また印刷により、模様や色をつけることもできます。
今日は、そんなETFEフィルムを使った現代建築の事例を紹介します!
ETFEフィルムのメリット
- 軽量
- 靭性、引張強度、延性が優れている
- 耐気候性と耐腐食性が高い
- 防火安全性が良く、自燃性がない
- 可視光線透過率が高い
- ほこりが表面に吸着しにくい
- ほとんどのサイズと形状に加工できる
- プレハブにすれば、現場で組み立てや修理が簡単
ETFEフィルムの建築事例
The Shed at Hudson Yards
場所:アメリカ・ニューヨーク
設計者:Diller Scroid+Renfro
設計者:Diller Scroid+Renfro
建設年:2019
劇場、リハーサルスペース、ローカルアーティストの作業場が含まれています。
最大の特徴は、ETFEフィルムで作られた伸縮できるパフォーマンススペース。レールに乗った鉄筋の構造体にETFEパネルがはめられています。伸びきった時に、長さ36Mの巨大空間になります。
これによって、最高に「自由な文化空間」を実現しました。
あの有名なハイラインとつながっているので、旅行の際はぜひ!
ETFEフィルム内部の様子↑
スペイン郊外に建つ講堂&会議センター。
自然への干渉をできるだけ減らすために、外皮にETFEフィルムを使っています。
この建築は他にも、たくさんのグリーンテクノロジーを使用しているので、興味がある方は是非調べてみてください。