プレゼンボードを、提出前日に、ぱぱっと作る人が多いですよね。
「もっと早くからやりなさい!」と言いたいところですが、、、
そうはいかないことを私も知っています。
そこで今日は、「建築プレゼンボードが上達するコツ」を紹介します。
方法1、ドローイングに番号をつける
どんなレイアウトの達人でも、図面の配置だけでプレボを読みやすくするのは限界があります。
なら、読んで欲しい順番に数字で番号をつけちゃいましょう。
方法2、得意なプレゼンスタイルを見つけ、貫く
人が清楚系、華やか系などと分かれるように、プレボのスタイルも、清楚系、ダーク系などがあります。グラフィックデザイナーでない限り、レパートリーを増やしても意味はないので、自分が得意なスタイルを一つだけ見つけて、それだけを使うようにしてください。
個人的に極めたいのが、線画系。
レンダリングの代わりに、このようなアクソメを使ったり、平立断面図にも、添景を細かく入れるなどします。
このスタイルは、「設計力」を要するので、建築家の本業の力を磨けます。
方法3、得意な配色を見つけ、貫く
プレボには、単色系、二色系、多色系などに分かれますが、どれを使うかは、早めに決めて、貫くのをおすすめします。レパートリーを増やしても意味はありません。個人的に極めたいと思っているのが、単色系。文字通り、一色とその濃淡だけで作る方法です。
色がごちゃごちゃしていないので、落ち着いて見ることができます。色が単純な分、図面は細く描かなければいけません。
配色についてはまた紹介しますね。
方法4、メインカラーは敷地の関連色を使う
どういう配色を選ぶかにせよ、メインカラーがあるとプレボにまとまりが出ます。
メインカラーは、海辺の建築なら青、山に建つ建築なら緑というように、「敷地と関係がある色」を使うのをお勧めします。
レンダリングの色が無駄に目立つ心配もありませんし、一目でテーマが分かります。
方法5、プレボの王道レイアウトを覚える
おすすめはこの3つ:
また、グラフィックデザインの本は参考にしないで下さい。建築に活用できるグラフィックデザインのルールはありません。
方法6. プレボ一枚につきメイン画像を1~2個
よく、人間はプレボを「左上から右下に見る」と言われますが、これは間違いです。
どう考えても、一番大きくて色も濃い図面から先に見ます。
なので、プレボ一枚につき、そういう目をひく図面を一つ置くと、自然とそこから見始めるので、メリハリがついたプレゼンボードになります。
「建築プレゼンボードのレイアウトを実例で解説した記事」も参考になります。