建築ポートフォリオの王道レイアウトを実例で紹介

 
かっこいい建築ポートフォリオを作るには、いくつか定番レイアウトを覚えるのが手取り早いです。

ポートフォリオは一枚が小さいので、読みやすいレイアウトは限られているからです。

今日は、建築ポートフォリオの王道レイアウトをまとめてみました!

かっこいいだけでなく、「どれが1番分かりやすくプレゼンできるか」を考えて選んでくださいねw


1. 左強右弱レイアウト


左半分にパッと目を引く要素(レンダリングなど)を置き、右半分に図面や文字など、補助的な要素を置きます。

ヒエラルキーができるだけでなく、画面に余裕が生まれます。

この時、左右のページで関係のある内容を置くように注意してください。例えば、左に全体の模型写真、右にコンセプトの文章を置くのです。

実例:







2.上下二分割レイアウト


今度は上下に二分割して、片方に強い要素、もう片方に見た目的にも内容的にも弱い要素を置きます。

等分ではなく、1:2くらいで分けた方がヒエラルキーが生まれます。

ページを跨いているので、断面図、立面図など、横長のドローイングに適しています。ただ、冊子の装丁方法に注意しないと、ドローイングの一部が隠れてしまいます。

実例:





3.縦四分割レイアウト


次は、「縦四分割」レイアウト。

一ページを縦に二分割、つまり見開きで四分割します。

目が自然と左から右に行くので、設計コンセプトやダイアグラムなど、「ストーリー」を説明するのに適しています。

ここでも重要なのが、余白をたくさんとること。画面に余裕が生まれることで、読者も落ち着いて見れます。

実例:








4. グリッドレイアウト

次は定番の「グリッド」レイアウト。

マス目に沿って要素を並べます。マス目を結合させて、大きなドローイングを置くことで、画面にヒエラルキーを持たせてもいいでしょう。

スタディ模型を一気に見せたり、敷地の状況を示すのに最適です。

実例:





5. 三分割レイアウト


次は「三分割」レイアウト。

見開きページを三分割して、2/3に重要なドローイング、残りに1/3にスケッチなどの弱い要素を置きます。

こうすると、自然とヒエラルキーができ、視覚的に心地よい画面になります。

四分割することもあります。

実例:




6.一面レイアウト


最後は、一番分かりやすい、「一面」レイアウト。

見開きに大きなドローイングを一枚だけドーンと置くレイアウトです。文字も全てドローイングの上に置きます。

この大きさに耐えうるドローイングを作るのが大変ですが、画面にインパクトが生まれます。


実例:








複数のレイアウトを合わせてもよい

以上が定番レイアウトですが、複数のレイアウトを合わせても構いません

例えば、下は「グリッドレイアウト」と「三分割レイアウト」を合わせています。


いかがでしたか?もちろん、これはすべてのレイアウトではありません。

しかし初心者は、いくつか定番レイアウトをまず勉強してから、自分流にアレンジした方が分かりやすいと思いますw
 
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