建築動画ソフト:Lumionとは?メリットデメリットについて

 


建築業界で聞く機会が増えたLumion。

一体何で、メリットとデメリットはなにか?についてまとめてみました。

Lumionとは?

Lumionとは、建築家のための、動画も作成できるレンダリングソフトです。動画のプロでなくても、4K級の動画や、360°パノラマを簡単に作成できます。

B.I.Gも、ニューヨークの「BIG U」プロジェクトでLumionでプレゼンしています。


Lumionはモデリングソフトではありません。モデリングはSU、アーキキャド、ベクターワークス、AutoCAD、、、、が必要です。

これらのデジタル模型があれば、Lumionでレンダリングしたり、動画にできます。

動画で操作方法を見た方が分かりやすいですね↓(日本語字幕つき)

RevitとLumionの連携。こんなにスムーズ↓


Lumionのメリット

Lumionの最大のメリットは、「とにかく早い!」。

普通のレンダリングソフトだと、パラメータを調節して、しばらく待たない結果が見れなかったため、いまいち細部まで思い通りにできませんでした。

しかし、ルミオンは、レンダリングにリアルタイムで反映されます!

つまり、結果を見ながら光や素材を調節できるのです。

そのため、所用時間は普通のソフトの約1/4で済みます。

また、景色のテンプレートが予め設定されているので、建築の環境を瞬時に変えて、数枚のレンダリングを生成することもできます。

こんな感じで。午後の景色↓


早朝の景色↓

クライアントから「季節が違うレンダリングも見てみたい」と言われたときに、残業時間を劇的に減らせますね(笑)。

日建設計の方もLumionのスピードを褒めています↓




Lumionのデメリット

Lumionのデメリットは、価格も必要なパソコンのスペックもとにかく高いことでしょう。

公式サイトに、「Lumion requires a fast computer with a high-end video graphics card」
Lumionは高性能のグラフィックカードつきのパソコンが必要です

とあるように、CADやフォトショが使えるパソコンでも、ルミオンは使えなかったりします。

また、2020年現在年間20万近くかかります。

なので、学生が課題で使うのはちょっと難しいかもしれません。

「こんなにお金を出せない、でも動画を作りたい」という方は、次回紹介するTwinmotionをチェックしてみてください。

Lumionで作成された動画はプロ級ですし、まだ使いこなせる人も少ないので、 練習しておくと就職に有利かもしれません。
 
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