ポリカーボネート(略:ポリカ)は、もともと温室でよく使う建築材料でしたが、今では世界中の建築で多用されています。
今日は、ポリカーボネートを使ったおしゃれな建築の実例を紹介していきます。
ポリカーボネートの特性
非常に総合点が高い建材です。
雨風をしのげ、保温性もあり、光も通す。なのに、重量はガラスの半分しかないため、搬送費用も抑えられますし、支える構造体も安く済みます。
燃えにくく、衝撃にも強い建材です。
また、UV防止加工をすれば、絵画などを紫外線から守ることもできます。
事例:日本/写真スタジオ(FT Architects)
ポリカは木と使うこともできます。
下は、神奈川県にある小さな撮影スタジオ。FT Architects設計です。面積は4.5m×7mしかありませんが、天井の一部をポリカにすることで、写真に強いコントラストを持たせることができます。
事例:フランス/ナント高等美術学校「Alstom Warehouses」
古い倉庫を改造した新校舎。元の金属の構造体のみを残し、新しくポリカで外壁を使っています。
事例:デンマーク/GAME Streetmekka Viborg
古いコンクリート壁をポリカを覆うことで、軽やかさを出しています。事例:アメリカ/ハーバード大学ArtLab
家具店、展示スペース、アーティストの臨時宿泊施設の機能を持つ複合施設。