大理石・天然石を使ったおしゃれな建築実例

 

「高級」の代名詞:天然石&大理石。

この大理石・天然石を使ったおしゃれな建築実例も紹介していきますね。

天然石の複合建材を使うことが多い

大理石や天然石は、成金ぽいイメージがあるうえ、ひび割れ、変色などメンテが大変なことから、インテリアに使われることが多いですが、

今は、天然石を使った複合板が仕上げにけっこう使われたりします。

例えば、天然石複合板と呼ばれる「ハイテク天然石」は、1mm〜5mmほどの薄い石材をガラスでサンドイッチしたもので、石の威厳とガラスの透明感を合わせ持つ建材です。
施工方法も基本、普通のガラスと同じ。

また、直射日光をふんわりと拡散してくれるため、屋内のまぶしさを防ぐこともできます。ライティングと組み合わせて、独特の演出をすることもできます。

加工方法も柔軟で、紫外線防止加工をしたり、絹の質感を真似たりすることもできます↓

天然石を使ったおしゃれな建築実例

Bahá’í Temple of South America

設計:Siamak Hariri
場所:チリ

一度は見たことがある建築では?

透き通る石のスキンからふんわりと漏れ出す光は、まさに宗教建築にふさわしいですね。

カスタムメイドされた外皮は、開発に数年かかったそうです。

この建築は、天然石以外にも数種類の建材を使っているので、興味のある方はぜひこちらのTED Talkをご覧ください。

LVMH 大阪

設計:隈研吾
場所:大阪

ルイ・ヴィトン・ジャパンのブティック&オフィスが入る複合施設。

外壁は、4mm、75μ、30μの、3種類の厚さの天然石複合板で作られていて、光の変化によってファサードの表情を刻々と変えてくれます。

μ単位の薄い石材は、向こう側の景色もぼんやりと見えますね。


アップルストア

場所:マカオ・サンズ

1mmの石材をガラスを挟んだカーテンウォール。薄い石材の透け感がいいですね。


Folkwang University of the Arts

設計:Max Dudler
場所:ドイツ

ドイツ最大の総合音楽大学:フォッカー芸術大学の図書館。

実は本当の石材は使っていません(汗)。

写真家:Stefan Müller(シュテファン・ミュラー氏)が撮影した石の写真を、特殊な技法で一枚一枚パネルに転写しています。

外からは整然とした図書館のファサードが、一歩中に入ると、柔らかい光が外から入リこみます。

このファサードによって、昼間は館内の採光を良くし、夜は室内のライトが中庭に漏れ出します。


エレガントですね。
 
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