「コンセプトを模型にするって、私への愛を形にして見せてよ!」って言っているようなものじゃないですか(笑)
そこで、「建築コンセプトを模型にする方法」を事例と共に紹介していきます。
建築コンセプト模型とは?
コンセプト模型とは、
建築の一番の見所を重点的に表して、その他は大体で表した模型
と理解した方が分かりやすいです。
設計の一番最初に作って、空間に落とし込むときの手助けをしたり、設計終了後に作って、設計コンセプトを分かりやすく説明するのに使います。
コンセプト模型の事例は、こちらのサイトが参考になります:
https://conceptmodel.tumblr.com/
方法1:中身の空間を模型にする
中身の空間に特徴がある建築のコンセプト模型は、その空間を分かりやすく模型で表します。
例えば、伊東豊雄さん設計の「台中国立歌劇場」。内部空間が特徴的で、洞窟のような形状が上下左右につながっています。
そのコンセプト模型がこちら:

メッシュ素材なので、実際に使われる建材と違いはありますが、コンセプト模型では問題は全くありません。
手法2. スタディ模型を作る
コンセプト模型は、建築を抽象化したもので、まだ勉強が浅い建築学生にとってはけっこう難しいです。
そういう方は、コンセプト模型に固執するのではなく、スタディ模型を作りましょう。
スタディ模型とは、建築の空間や材料を何バージョンか作ることです。こちらは、Christian Kerez/Beijing Culture Centerのコンセプト模型↓

数個作ってみて、一番良いのを選びます。
OMAのスタディ模型↓

ちなみに、OMAのインターン生のブログで読んだのですが、コールハースはスタディ模型を一つの材料だけで作ると、怒るそうです。 過去に青いスタイロを一ヶ月間使用禁止になったとか(笑)