おすすめの製図用シャーペン:ブランドと予算別に紹介

 

今日は、製図用シャーペンの選び方を紹介します。

建築家なら製図やスケッチ用、機械製図やプロダクトデザインでも使えます。


予算別のおすすめ製図用シャーペン

では、予算別に買える製図用シャーペンを見ていきましょう。

安いからといって、使いにくいわけではありません。

どれを選ぶかは、やはり自分で手を手に取ってみることをおすすめします。また、かっこよさも大事!

予算500円なら、


予算1000円なら、


予算1500円〜2000円なら、


高級製図用シャーペン



製図用シャーペンを選ぶポイントは?

では、製図用シャーペンを選ぶコツを紹介します。


まず、ガイドパイプの長さは、最低4mm必要です。そうすると、定規で線を引いたときに、視線を妨げません。



製図用シャーペンなら、ほとんどこの要求を満たしています。


重心が中心か、少し低めにあるシャーペンの方が、安定します。重心が中心より上だと、ペンがコントロールしにくいので。


これは実際に自分でもって体験してみるしかありません。


ペン先とクリップ、芯チャックは金属製の方が長持ちします。逆に言えばその他はプラスチックでも大丈夫。


全部品が金属だと、重すぎるので、手が疲れやすくなります。


例えば、ステドラー925 85ロットリング600は、両方とも20g以上あるため、使いにくいと。個人的にが、重さ15~20gのシャーペンが最も使いやすいです。


また、ペン先が収納できるシャーペンもありますが、長く使うとほとんどがペン先のグラグラしてきます。ペン先に余分な機能がついていない方が長持ちします。


最後に、デッサンでも使うなら、芯の硬度を表示できるシャーペンを選びましょう。付箋紙やマーキングテープを貼ってもいいですが、それはちょっと、、、、


では、ブランド別に紹介していきます。



ぺんてるの製図用シャーペン

予算1000円以下なら、グラフギア1000PG100XPG5が最も人気です。


入門用の製図用シャーペンなら、予算500円以下の「ぺんてるPG515」でもいいでしょう。


予算2000円なら、「ぺんてるのオレンズシリーズ」。0.2mmの製図用シャーペンで一番有名です。


ちなみに、ぺんてるは、製図用品の老舗:ステドラーやロットリングに決して引けをとりません。


アマゾンの売り上げトップ3のうち、2つはぺんてるが占めることも珍しくないのです。


ステドラーやロットリングの方が知名度が高いのは、「ドイツ製は優れている」世間で一般的に思われているからでしょう。 




ステドラーの製図用シャーペン

こちらもドイツブランドのステドラー。お手頃な製図ペンがそろいます。

予算1000円なら、ステドラーの最人気「ステドラー925 25」がおすすめ。 ドイツデザイン、日本製です。レビューを見てもなかなか高評価です。


ステドラー925 35」と25は色以外ほぼ同じです。


同じく予算1000円に、「ステドラー 775」があります。ドイツ製で、かっこいいですが、ペン先はプラスチック製で、グリップはゴム製なので、軽すぎると思う方もいらっしゃるかもしれません。


ステドラー 925 85」は、全て日本で設計・生産されています。 25と比べて、ノック量を調整できる機能が追加されています。 




ゼブラの製図用シャーペン

まず、予算500円なら、「ゼブラ DRAFIX」。安いのに、書き心地もなかなかです。芯の硬度表示もついています。


もう一つの予算500円は、「ゼブラ テクトツゥーウェイ」。「低重心」が売りです。見た目があまりプロっぽくありません。




パイロットの製図用シャーペン

パイロットのシャーペンは、余分な機能がなく、デザインも普通ですが、軽快で書き心地がいいです。

おすすめは、予算1000円の「パイロット S10」。

そして、予算2000円の「パイロット S20」です。

ちなみに、パイロットのシャーペンは、ぺんてるより重心が低く、本体のほぼど真ん中にあります。




ロットリングの製図用シャーペン

ドイツの有名ブランド、ロットリング。


予算500円なら、一番安い「ロットリング 300」。ペン先のみが金属製、他は全てプラスチック製です。シンプルで飽きがこないデザインと、価格が安いより広く好評を得ています。



予算1000円なら、「ロットリング 500」。プラスチック製の軸と金属製のグリップです。内部のパイプもプラスチック製であるため、600シリーズと機能は同じですが、大幅に軽いです。



予算2000円なら、「ロットリング 600」。金属製の軸とグリップ、内部のプラスチック部品も金属パイプで覆われています。


かっこいいですが、「金属が多いため重い」、「重心が高い」、「キャップが若干グラグラする」など、個人的には好きではありません。



予算5000円なら、600の上位モデル「ロットリング 800」があります。

600と比べると、ペン先を収納できるのが最大の特徴ですが、この機能があるとペン先がグラつきやすいです。



予算6000円なら、800の上位モデル「ロットリング 800+」。

800にスタイラスが追加され、ノック音がさらに静かになりました。作りもさらによくなったらしいですが、正直違いが分かりません。




ファーバーカステルの製図用シャーペン

ドイツ三大メーカーの一つ(Faber-Castel)。シャーペンの高級ブランドだけあって、他の二大メーカーより高価です。


予算2000円なら、ファーバーカステルの一番人気、「ファーバーカステル TK-FINEバリオ L」。


モスグリーンの色が、友達や同僚のシャーペンと一線を画すでしょう。プラスチック軸と金属グリップです。


競合の「ステッドラー925」や「ロットリング600」よりハイテクで、軽量化設計で、長時間使うとその効果を実感できます。


ちなみに、ファーバーカステルの「伯爵コレクション」は、一本数万円します。日常で使うには勇気がいるので、プレゼントにおすすめです。




プラチナ万年筆の製図用シャーペン

プラチナ万年筆はボールペンで有名ですが、シャーペンも悪くありません。


名前の付け方も分かりやすく、

予算500円なら、「MSD-500」。

予算1000円なら、「MSD-1000」。

予算1500円なら、「MSD-1500」が好評です。


ちなみに、「プラチナ万年筆 MSD-1000」は「ステッドラー925 25/35」とほとんどの部品で互換性があるため、925 25/35シリーズはプラチナのOEM製品ではないかと推測する人もいます。




オートの製図用シャーペン

予算1000円なら、「OHTO OP」と「OHTO PM」が人気です。

低重心なので、とてもプロっぽいです。

 
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